月岡芳年 血と妖艶
2020年8月1日(土)~10月4日(日)
前期 8月1日(土)~8月30日(日)
後期 9月4日(金)~10月4日(日)
※前後期で全点展示替え
8月3、11、17、24、31、9月1~3、7、14、23、28日は休館します。
「血」「妖艶」「闇」。3つのテーマで月岡芳年の魅力に迫る
月岡芳年(1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。当時も大変な人気を誇っていましたが、その迫力あふれる構図や鋭い筆遣いは、現在の私たちが見ても決して色あせていません。本展覧会では、「血」「妖艶」「闇」という3つの妖しいキーワードから、月岡芳年の魅力を掘り下げます。展示点数は約150点。前期と後期に分け、全点展示替えをいたします。閲覧注意!凄惨な血みどろ絵
月岡芳年は、残酷な殺戮シーンや死骸を描いた「血みどろ絵(無惨絵)」と通称されるジャンルを手がけました。飛び散る血をセンセーショナルに描いたそのおどろおどろしい表現は、江戸川乱歩や三島由紀夫など、大正・昭和に活躍した文学者たちを惹きつけたことでも知られています。血みどろ絵の代表作「英名二十八衆句」全14点のほか、「東錦浮世稿談」や「魁題百撰相」など、芳年が描いた残酷な作品をまとめて紹介します。妖艶な美女と深い闇
月岡芳年の美人画には、単に外見が美しいだけではなく、どことなく妖しさが漂う女性たちが数多く登場します。また、夜を舞台にした作品には、張り詰めたような緊迫感や、妖怪や幽霊たちの不気味な存在感があふれています。美人画の代表作「風俗三十二相」や、月にまつわる歴史や物語を描いた「月百姿」、あるいは妖怪を題材とした「和漢百物語」や「新形三十六怪撰」など、さまざまな作品を通して芳年の妖しい魅力を紹介します。見どころの作品
月岡芳年「奥州安達がはらひとつ家の図」(太田記念美術館蔵)後期
浮世絵史上、もっとも残酷な一枚
浮世絵の歴史の中でもっとも残酷な作品と言えば、こちらの作品でしょう。荒縄で縛られて天井から逆さ吊りにされた妊婦。猿轡をかまされ、すでに意識を失っています。一ツ家の老婆は、これから妊婦の腹を切り裂こうと、念入りに包丁を研いでいます。この絵の中には一滴の血も流れてはいませんが、生々しく描かれた妊婦の痛ましい姿によって、大量の血が飛び散る血みどろ絵よりも残酷さを強く感じさせる作品となっています。
入館料
一般 | 800円 |
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大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
- *中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*団体(10名以上)は1名さまあたり100円引き。 (一括にてお支払い願います。事前のお申し込みにご協力ください。)新型コロナウイルス感染症の感染予防と拡大防止のため、当面の間は10名以上の団体でのご来館はご遠慮ください。- *障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
- *その他各種割引についてはお問い合わせください。
- *料金は消費税込み。
開館日カレンダー
休館日
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2020年8月
SUN MON TUE WED THU FRI SAT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -
2020年9月
SUN MON TUE WED THU FRI SAT 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 -
2020年10月
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