広重おじさん図譜
笑顔のおじさん、がんばるおじさん、旅するおじさん ―広重が描くおじさん大集合!
風景画の名作を数多く描いた絵師、歌川広重(1797~1858)。広重の絵をよく見ると、なんとも味わい深い人物たちがたびたび登場することに気づきます。本展は彼らのことを親しみと愛着をこめて、あえて〈おじさん〉と呼び、その魅力を眺めてみようという企画です。無垢な笑顔のおじさん、仕事をがんばるおじさん、グルメを楽しむおじさん、ピンチであわてるおじさんなど、広重の描くおじさんたちは見れば見るほど個性豊かで、愛嬌に満ちた存在であることがわかります。
よく知られた広重の名品も、おじさんたちを通して眺めることで、今までとは違った新鮮なイメージで見えてくるかも知れません。保永堂版「東海道五拾三次之内」を始めとした代表作はもちろん、普段展示されることの少ないレアな作品まで、広重の新たな魅力をたっぷりと紹介します。
※本展は中山道広重美術館で好評を博した「ゆる旅おじさん図譜」展のコンセプトを元に、新たに構成した展覧会です。
本展の見どころ
1 おじさんを通して、広重の新たな魅力が見えてくる
歌川広重の作品にたびたび登場する、どこかユーモラスに描かれた〈おじさん〉たち。あくまで風景の脇役として画面に描かれることが多いおじさんたちですが、よく見ると顔や表情、服装などが丁寧に描き分けられ、身分や職業がわかったり、時にちょっとしたドラマを想像させることも。おじさんたちに注目して広重の作品を鑑賞することで、見慣れていた名品もより楽しく、味わい深いものに見えてくることでしょう。
2 全点おじさん! 広重の名品からレアな作品まで、約150点を一挙公開
本展で出品される、前後期合わせて約150点の作品の主役は、全ておじさん。その中には保永堂版「東海道五拾三次之内」「木曽海道六拾九次之内」といった広重の代表作が多く含まれるのはもちろん、おじさん視点だからこそ選ばれた、普段展示されることの少ないレアな作品も多数お楽しみいただけます。
3 北斎、国芳、清親―人気絵師たちが描いたおじさんも紹介
味わい深いおじさんを描いたのは、広重だけではありません。本展では葛飾北斎や歌川国芳、小林清親といったさまざまな浮世絵師たちが描いたおじさんたちも紹介。絵師によって大きく異なる、おじさんたちの個性の違いをお楽しみください。
オンライン展覧会
本展の作品と解説をオンラインでもお楽しみいただけます。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
イベント
学芸員によるスライドトーク
展覧会の見どころを担当学芸員が解説します。
日時 | 2023年2月7日(火) 11:00 2023年2月15日(水) 11:00 2023年2月21日(火) 11:00 2023年3月7日(火) 11:00 2023年3月16日(木) 11:00 2023年3月22日(水) 11:00 各回30分程度 定員50名 |
会場 | 太田記念美術館 視聴覚室(B1) |
参加方法 | 10:30より美術館受付にて整理券を配布します。展覧会入場券ご購入時にお申し出ください。(お申し出のない場合整理券はお渡ししません) 聴講には「広重おじさん図譜」展の当日入場券と整理券が必要です。 整理券は展覧会にご入場の方1名につき1枚まで。 |
イベント開催時のチェックリスト
・新型コロナウイルス感染症対策のため参加日時をご自身で記録してください。
・ご来館に際しては〈お客様へのお願い〉を必ずお読みください。
入館料
一般 | 800円 |
大高生 | 600円 |
中学生以下 | 無料 |
*中学生以上の学生は学生証をご提示下さい。
*10名様以上の団体のお客様は事前に必ずご予約をお願いします。ご予約のない場合は入場をお断りすることがございます(団体割引は1名あたり100円割引。人数分一括でお支払いください)
*障害者手帳提示でご本人とお付き添い1名さま100円引き。
*その他各種割引についてはお問い合わせください。
*料金は消費税込み。
開館日カレンダー
■休館日
休館日
1,2,6,13,20,27,28
2023 / 2
1,2,6,13,20,27,28
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
---|
休館日
1,2,6,13,20,27-31
2023 / 3
1,2,6,13,20,27-31
SUN | MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT |
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プレスの方へ
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