親子でみる浮世絵通史第2回 錦絵ってなんだろう?
※この展覧会の図録は作成していません。
「浮世絵」と言えば、江戸時代を代表する日本の絵画で、その人気は広く海外にも知れ渡っています。浮世絵について詳しくないという方も、喜多川歌麿や葛飾北斎といった浮世絵師たちの作品を、本やテレビで一度くらいは目にしたことがあるでしょう。そんな親しみ深い浮世絵ですが、もし日本の文化に興味をもっている外国の友だちに、浮世絵ってどういう絵なの?とか、浮世絵ってどうやって作るの?と聞かれた時に、皆さんは何て答えるでしょうか?案外答えに困ったりしないでしょうか?
「親子でみる浮世絵通史」は、親子で分かりやすく浮世絵について学ぼうという展覧会です。昨年に続く第2回目の今回は、たくさんの色で摺られた鮮やかな木版画「錦絵」について、鑑賞のポイントや作り方のテクニックなどを分かりやすく解説しながら、知っているようで知らなかった浮世絵の秘密に迫ります。
初めて浮世絵に接する小学生や中学生の子どもたちはもちろん、浮世絵を今まで見たことがないという初心者の方々にも最適な展覧会です。
1.はじめての浮世絵 -小中学生のみなさんに
小学生や中学生の皆さんは、学校で浮世絵のことを教わる機会はほとんどないでしょう。一度も本物を見たこともないという子もいれば、中には昔の絵なんて古臭くて面白くも何ともないと思っている子もいるかもしれません。
しかし浮世絵は、私たちの先祖たちのことを知ることができるタイムマシーンのようなものです。浮世絵からは、昔の人がどういうファッションをしていて、どういうものが好きだったかなどということを知ることができます。しかもそのデザインや色は、時にはハッとするほど美しく、時には迫力にあふれ、今の私たちが見ても十分に楽しめるものなのです。
日本の文化を知るための最初の一歩として、まず浮世絵を見てみることから始めてみてはいかがでしょうか?
2.浮世絵の入門に最適の展覧会
- 浮世絵には何が描かれているの?
- 浮世絵はどうやって作るの?
- 浮世絵と錦絵って違うの?
これらの疑問は普段お客様から聞かれることの多い質問です。浮世絵と一口に言っても、案外分からないことはたくさんあると言えます。今回の展覧会は、浮世絵に対するそんな素朴な疑問を解決するのに最適の内容です。
3.浮世絵版画の驚きのテクニックを紹介
浮世絵版画は、絵を描く浮世絵師だけでなく、版木を彫る彫師、絵の具を紙に摺る摺師といったさまざまな職人たちが協力して作り上げています。1ミリよりもさらに細かいものを彫る技術、あるいは淡い綺麗な色を画面全体にむらなく摺り上げる技術など、普段の浮世絵の展覧会では取り上げられることの少ない、職人たちの匠の技について、詳しく紹介いたします。
料金
一般 | 700円 |
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大高生 | 500円 |
小中生 | 200円 |
イベント
夏期文化講座・日曜映写会を開催します。